วันจันทร์ที่ 9 สิงหาคม พ.ศ. 2553

画面で見るiPadの設定

外出先でiPadを利用する際に便利な公衆無線LAN。そんな公衆無線LANの設定方法を画面で確認してみよう。今回はNTTドコモが提供しているmopera Uの接続方法を紹介する。
なお、以下の画面で記載されている情報は架空のものとなっている。設定の際は必ず、手元にある書類の情報を確認して入力する必要があるので注意してほしい。
【設定情報を確認】
mopera Uに接続するために必要な「ユーザID」と「パスワード」、アクセスポイントの「SSID」と「WEP」を確認する。mopera UのユーザーIDとパスワードがわかる場合は、Webページから情報を確認可能。わからない場合はmopera Uサイトの説明(http://www.mopera.net/manual/pcpda/option/quickstart/index.html)を参照して、NTTドコモの携帯電話を使って確認するのが確実だ
サイトQRコードを携帯電話で読み取るか、携帯電話で「http://start.mopera.net」にアクセスする 表示されたサイトでネットワーク暗証番号(加入時に設定した4桁の番号)を入力する
mopera Uの初期設定サイトにアクセス。「基本ユーザ情報」でユーザIDをを確認したり、パスワードを再設定することができる 表示されたユーザIDをメモ。パスワードは初回アクセス時のみ表示されるが2回目以降は「*」で表示される。わからない場合は再設定で新しいパスワードを設定可能
画面をスクロールすると公衆無線LAN接続情報を確認可能。SSIDとWEPの値をメモしておく(WEPの値は実際と異なるので注意) 【サービス提供エリアに移動】
iPadは、接続先の電波が届く場所からでないと無線LANの設定ができない。mopera Uのサービス提供エリアは「Mzoneエリア検索(http://www.mapion.co.jp/custom/mzone/index.html」で調べられるので、最寄りのエリアを検索し、iPadを持って、実際にその場所へと移動する
【設定開始】
iPadで「設定」を起動。iPadを起動し、ホーム画面の「設定」をタップ
【Wi-Fi設定を表示】
設定画面が表示されたら、左側の一覧から「Wi-Fi」をタップ
【SSIDを選択】
mopera Uのアクセスポイントは、「docomo」と表示される。表示されたアクセスポイントをタップして選択しよう
【パスワードを入力】
パスワードの入力画面が表示される。無線LANに接続するための暗号キーなので、mopera Uの公衆無線LAN接続情報で確認した「WEP」の値を入力する
【認証画面が表示される】
自動的にブラウザが起動し、「公衆無線LANサービス ログイン画面」というページが表示される。携帯電話で確認したユーザIDを「xxxx-mopera@docomo」の形式で入力。パスワードも入力す る。「次回からユーザID/パスワードの入力を省略」にチェックを付けると30日間はこの画面の認証操作を省略できる
FLASH PLAYERをインストールしてくださいという画面が表示される場合があるが、インストールできないのでメッセージは無視してかまわない
【接続できるかをテスト】
ログインが完了するとインターネットに接続可能。「Safari」でWebページを表示できれば設定完了。設定情報は保存されるため、次回以降は自動的に接続できる

パナソニック、24-90mmレンズを搭載した「LUMIX DMC-LX5」

パナソニックは、「LUMIX DMC-LX5」を8月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後の見込み。カラーはブラックのみ。
35mm判換算24-90mm相当、開放F2-3.3の3.8倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。2008年8月に発売 した「LUMIX DMC-LX3」の後継機種となる。前機種のDMC-LX3は24-60mm相当、開放F2-2.8の2.5倍ズームレンズを搭載していた。レンズ銘は 「ライカDCバリオズミクロン」を継承。超解像技術を搭載し、5倍のiAズームも利用できる。
撮像素子は1/1.63型有効1,010万画素のCCDセンサーを搭載。アスペクト比を変えても画角を維持するマルチアスペクトに引き続 き対応する(アスペクト比1:1の場合のみ切り出し)。感度は最高ISO3200(通常時)、画素混合でISO6400、ISO12800にも対応する。 手ブレ補正機構は「POWER O.I.S」を搭載した。
撮像素子のサイズと有効画素数はDMC-LX3と同じだが、オンチップレンズなど変えて集光効率を高めた。感度はDMC-LX3比で約30%向上し、スミアも減少したという。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンFHD」を搭載する。RAW記録にも引き続き対応。
DMC-LX3との外観上の主な違いは、よりホールド性の高いグリップを採用した点や、アスペクト切り替えスイッチに「1:1」のポジ ションを追加したことなど。アクセサリーシューにはマイクロフォーサーズカメラ「LUMIX DMC-GF1」と同時発売のライブビューファインダー「DMW-LVF1」の装着が可能になった。
また、背面のジョイスティックに代わりに、マイクロフォーサーズカメラのLUMIX Gシリーズが採用するタイプの後ダイヤル(押し込み操作に対応)を採用。サイズはDMC-LX5のボディサイズに合わせた小振りなものを搭載している。
加えて、これまでは撮影モードと再生モードの切り替えスイッチを備えていたが、DMC-LX5は再生ボタンを採用した。ほかにもカーソルキーの右方向(従来はストロボ設定)にISO感度設定を割り当てるなどの変更が見られる。
撮影機能関連では、新たにステップズームを搭載した。ズームレバーを動かすたびに24/28/35/70/90/135/200/300 /400/500/600/800mm相当の焦点距離を段階的に切り替えられる。再起動時にズーム位置を記憶する「ズーム位置メモリー機能」との組み合わ せも利用可能。「MF位置メモリー機能」も搭載する。
AF速度は従来比約40%向上という約0.3秒。起動時間は約1.1秒としている。最高シャッター速度もDMC-LX3の1/2,000 秒から1/4,000秒(F4以上)に高速化した。マルチポイントAFはDMC-LX3の11点から23点に増えている。追尾AFも利用可能。
動画記録は新たにAVCHD Liteに対応。本体上部に録画ボタンを備え、最大1,280×720ピクセル/60p(センサー出力30fps)で記録できる。動画撮影時にマニュアル 露出設定を行なえる「クリエイティブ動画モード」も搭載した。動画時のズーム操作も可能。
液晶モニターは3型46万ドット、アスペクト比3:2でDMC-LX3と同じだが、バックライトの変更により色再現性をsRGB比1.3倍に向上。特に赤やオレンジの再現性が上がったという。
バッテリーはID認証対応のものに変更した。撮影可能コマ数は約400枚。
本体サイズは109.7×65.5×43.0mm。重量は約271g(撮影時)、約233g(本体のみ)。
アクセサリーは本体サイズおよびレンズ径の変更により新しいものとなった。18mm相当の広角撮影を行なえるワイドコンバージョンレンズ 「DMW-LWA52」、光学アクセサリーを装着可能にするレンズアダプター「DMW-LA6」、速写タイプの本革ケース「DMW-CLX5」を新規にラ インナップする。DMW-CLX5はブラックとレッドを用意し、いずれのカラーも通常販売を行なう。

【2010年7月30日】製品画像を追加しました。

วันพฤหัสบดีที่ 22 กรกฎาคม พ.ศ. 2553

ハンファ、512色カスタマイズ対応の光るキーボード

LUXEED raMa
発売中

直販価格:17,800円



 ハンファ・ジャパン株式会社は、光るキーボードの新モデル「LUXEED raMa」を直販ブランド「UMAZONe」(うまぞん)で発売した。直販価格は17,800円。 本体色はホワイトの「RAMA/W」のみ。対応OSはWindows XP/Vista/7。
キーが光るキーボードの細かなカスタマイズに対応するモデル。Windows用コントロールソフトが付属し、各キーを512色から選択できるほか、 F1~F12キーに任意のアプリケーション/カラースキンの割り当てが行なえる。設定したカラースキンは、カーソルキー上のP1~P4ボタンにも設定でき る。
光り方は虹色のパターンの「レインボーエフェクト」、押したキーが光る「スパークエフェクト」、ランダムに発光させる「アニメーションエフェクト」、カラースキンを自動的に切り替える「スライドショーエフェクト」などがある。LEDの明るさ調節に対応する。
キー配列は英語87キーと11の特殊キー。キーピッチは19mm、キーストロークは平均2.5mm、スイッチはメンブレン。
インターフェイスはUSB。消費電力は2W。本体サイズは380×180×24mm(幅×奥行き×高さ)、重量は793g。ケーブル長は約1.5m。
付属のコントロールソフト キーの発光はさまざまなカスタマイズが可能

(2010年 7月 22日)
[Reported by 山田 幸治]

Samsung、12.5mm厚で1TBの2.5インチHDD「Spinpoint MT2」


Spinpoint MT2
7月20日(韓国時間) 発表



 韓国Samsung Electronicsは20日(現地時間)、同社初となる1TBの2.5インチHDD「Spinpoint MT2」を出荷開始したと発表した。
333GBのプラッタを3枚搭載することで1TBを実現した。従来モデルから20%高速化し、消費電力を4%削減した。本体の厚みは12.5mm。独自のSilentSeekとNoiseGuard技術で、駆動時の騒音を最小限に抑えたとしている。
主な仕様は、回転数が5,400rpm、バッファが8MB。インターフェイスはSATA(3Gbps)で、NCQをサポートする。耐衝撃性は動作時が400G(2ms)、非動作時が800G(1ms)。
容量1TBモデルのほかに750GBモデルも用意される。
(2010年 7月 22日)
[Reported by 劉 尭]

30型S-IPS液晶ディスプレイ 「HP ZR30w プロフェッショナル液晶モニタ」


少し前に、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の21.5型S-IPS液晶ディスプレイ「HP ZR22w」をご紹介したが、今回はその最上位機種にあたる30型S-IPS液晶ディスプレイの使用レポートをお届けする。サイズはもちろん、解像度は 2,560×1,600(WQXGA)ドット。なかなか迫力がありそうだ。

●HP ZR30wの特徴
このS-IPSパネルを使った液晶ディスプレイZRシリーズは3モデルあり、「ZR22w」「ZR24w」そして「ZR30w」となる。順に21.5型 /1,920×1,080ドット(フルHD)、24型/1,920×1,200ドット(WUXGA)、30型/2,560×1,600ドット (WQXGA)だ。パネルサイズ以外、細かい仕様は若干異なる部分があるものの、基本性能はほぼ同じ。同社のワークステーション用ディスプレイとなる。ス ペックを抜粋すると以下の通りだ。
タイプ S-IPS(H2 IPS)、アクティブマトリックスTFT液晶(非光沢)、30ビットパネル
有効表示サイズ 30型/2,560×1,600/16:10
スクリーンサイズ 644×403mm(幅×高さ)
ドットピッチ 0.2505mm
応答速度 7ms(中間色)、12ms(黒→白→黒)
表示色 最大約10億色(30bit表示時)、NTSC比102%(CIE 1931)、sRGBカバー率100%(CIE 1976)、AdobeRGBカバー率99%(CIE1976)
視野角 上下/左右とも178度
輝度 375cd/m2
コントラスト比 1,000:1、ダイナミックコントラスト比 3,000:1
入力信号/端子 DVI-D×1、DisplayPort×1
サイズ/重量 694×276×489~589mm(幅×奥行き×高さ、固定脚含む)/13.04kg(スタンド含む)
その他 MADE IN TOKYO
価格 197,400円(HPダイレクト価格)
デザインは「HP ZR22w」をそのままスケールアップした感じだ。全体がマットブラック、周囲はアルミを使用し、シンプルでどこに置いてもマッチする。縁の部分は約 23mmで、バランス的には狭く感じる。スタンドは高さ10cmの調整可能だが、さすがにサイズがサイズなので、ピボット回転には対応していない。重量が 10kgを超えているが、しっかり作られているのでガタつくことも無い。
解像度はWQXGAで、フルHDより更に上だ。これだけの高解像度は一般的にあまり必要としないため、用途的に はグラフィックワークステーションとなるだろうか。パネルは非光沢で映り込みは無く、落ち着いて作業できる。加えてS-IPSパネルなので視野角は上下/ 左右とも178度。パネルが30型ということもあり、距離が近いと両サイドはちょっとした角度が付いてしまい色が変わって見えそうだが、これだけ視野角が 広いと、そのような心配は無用だ。加えてAdobeRGBカバー率99%、30bit対応と、正にハイエンド仕様となっている。
インターフェイスは、DVI-D(HDCP)、DisplayPortの2系統。解像度的にミニD-Sub15 ピンのアナログ入力は実用に耐えないので、無いのはいいとして、パネル性能を考えると少し寂しい感じだ。せめてもう1系統欲しい。USBは、アップスト リーム×1、ダウンストリーム×4(左側面×2、背面×2)を搭載している。スピーカーは内蔵していない。
価格は21.5型の「ZR22w」36,750円、「ZR24w」57,750円に対して、30型の「ZR30w」だといきなり197,400円(HPダイレクト価格)になってしまうのはちょっと残念な部分だ。
正面。30型と大きい分、割合的には縁は狭い。シャープで落ち着いた雰囲気だ 裏。さすがにこのサイズとなるとピボット回転は対応していない。左側に電源入力とスイッチがある コネクタ部1。DisplayPort、DVI-D、USBアップストリーム/ダウンストリーム×2
コネクタ部2。2つのUSBポート。スタンドとパネルは、この写真の角度が最大 パネルの重量がかかるため、スタンドはがっしり作られ、設置面積も広い ドライバセットアップ。実行したところ、ICMプロファイルをインストールするだけだ
まず梱包から取り出す時「重いだろうな……」と、気合を入れてパネルを持ち上げたところ意外と軽く、スタンドに取り付けるのも楽だった。また逆にパネルと スタンドを分離する時も、スッと持ち上がり、思った以上に力を必要としない。このサイズなので頻繁に設置場所を移動することはあまり無いだろうが、これな ら憂鬱にならずに済む。
画面の右下にある4つのスイッチは、左から順に[Source]、[-]、[+]、[電源]となっている。順にDisplayPort/DVIの切り替え、輝度-、輝度+となる。非常にシンプルでマニュアルいらずだ。
そして「えっ!?」と思ったのは[OSD]に該当するスイッチが無いこと。マニュアルを見てもそれらしい記述は無く、4つのスイッチを複数組み合わせて押したり、長押ししてみたり、いろいろ試したものの、OSDは表示されない。
同社のHPにドライバなどが登録されているのでダウンロードし、チェックしても、ICMプロファイルと、明るさ/コントラストを調整するプログラムのみ だった。スペック上、ハードウェアキャリブレーションにも対応していないため、これではソフトウェアキャリブレーションでしか色温度などが設定できず、加 えてデフォルトの内容も分からない。
不思議に思い確認したところ「工場出荷状態では何もプリセットされず、加えてスケーラーをサポートしていないの でディスプレイ本体では色調整が出来ない」との返事だった。従って色を調整するには、グラフィックス側のユーティリティを使い目視で調整するか、カラー キャリブレーターなどのハードウェアと組み合わせてキャリブレーション行ない、色温度などを調整しなければならない。
下位モデル2機種にはOSDが搭載されているものの、このZR30wは上記のような仕様で、民生用ではなく業務用として捉えるべき製品であることがわかった。
●大迫力で高精細な画質
チェックは、ThinkPad X201iのウルトラベースにあるDisplayPortからの出力を使用した。WQXGAドットもの高解像度に対応しているのか不安だったがあっさり表 示。さすがに30型の大画面そして高精細なので、いつものThinkPadが動いているようには全く思えず不思議な感覚だ。デジカメだと約400万画素ま ではドットバイドットで表示できる。
ただし、10億色フルカラーの表示には、10bit対応のグラフィックスボードが必要となるため、今回は試せていない。
チルト角-5~+30度、スイベル範囲90度、高さ100mmの範囲と、調整できる範囲は広い。とは言え、パネルサイズが大きいため、実際にはチルト角を 目線の高さに合わす程度の調整となるだろう。S-IPSなので視野角も広く、正面と(約)45度右から撮影した写真をご覧いただければ分かるように、この 程度の角度では全く変化が無い。数人でテーブルを囲んでのミーティングにも有効そうだ。
発色に関しては、非光沢なので、光沢仕様の液晶ディスプレイよりは一見地味に見えるものの、周囲も含めて破綻が無く、落ち着いた感じの映り。玄人好みというべきだろうか。いずれにしても一緒に写っているThinkPadの色を見れば、その貫禄の違いが分かる。
ThinkPadとのツーショット。写真からもThinkPadの液晶パネルと次元の違う映りと言うのが分かる 正面からの発色 斜め約45度からの発色。角度を変えても色に関して微塵も変わらないのは見事だ
そしてZR22w同様、ケーブルマネージメントシステムは新しくなっている。スタンドの下に穴があり、後ろからケーブルを通して、各ポートへ配線する。構 造上、あまり多くのケーブルは通せないが、もともとZR30wは、電源、2系統の信号、USBケーブルの計4本しかないので、特に問題は無い。同梱されて いる4本全てのケーブルを使ってセッティングして見たが、ご覧のように余裕がある。
パネルを外す。パネルの上に爪があるので、下から少し斜めに引っ張れば簡単に外れる 裏からケーブルを通してパネルを付ける。付属の電源、USB、DisplayPort、DVIケーブルを後ろからスリットに通す 裏側。上に見えるボタンは、高さロック用
以上のように、30型S-IPS液晶ディスプレイを搭載し、サイズも解像度も発色も抜群。そしてS-IPSパネルなので視野角が広いと文句無しの基本仕様 であるが、入力が2系統のみ、OSDが無いなど、残念な部分もある。このような理由から万人にお勧めはできないものの、限定した用途に合う人にはなかなか 魅力的なディスプレイと言えよう。

LoiLo、FacebookやTwitterと連携する機能を追加


Facebookでの動画共有
7月23日 提供開始



 株式会社LoiLoは23日、動画編集ソフト「Super LoiLoScope」、「LoiLoTouch」のアップデート1.8.2を提供開始した。利用中のユーザーは無償でアップデートできる。
新たに、写真や動画をFacebookへアップロードする機能を搭載。200枚以上の写真の場合は自動的にアルバムを分けるほか、1ファイルが1GB/20分を超える場合は自動的に分割を行なう機能を搭載する。
また、パスワードをつけて動画を共有できるサイト「Vimeo」へ対応したほか、YouTubeにアップロードした動画のリンクを自動的にTwitter やFacebookで共有する機能を備える。さらに、メディアブラウザでマウスオーバーによるプレビュー、チェックボックスによるファイルの削除、複数の ファイルの出力に対応した。

Facebookでの写真共有 YouTubeにアップロードした動画へのリンクを共有 メディアブラウザでのマウスオーバーによるプレビュー
(2010年 7月 23日)
[Reported by 劉 尭]

人はどこでだって本を読む



 シャープが年内に電子書籍事業に参入することを発表し、いよいよこの業界が騒がしくなってきた。果たして紙の雑誌や書籍、新聞は、電子版に取って代わられてしまうことになるんだろうか。個人的には決してそのようなことはないと思っているのだが…。
●デバイスをとっかえひっかえ本を読む
紙の出版物の電子化は、ずっと以前からやっていた。ただ、ここのところは、あまりにも純電子コンテンツに目を通すのに忙しすぎて、いわゆる、紙の本を読む 時間がとれないでいる。話題の新刊くらい読まなくてはと思ってAmazonや書店で本を購入することはするのだが、そのままになっているものも多い。あれ だけ熱心に買い続けていた週刊や旬刊のコミック誌も買わなくなって久しい。
いろいろな電子ブックリーダーを使ってみたが、日本語コンテンツの充実を考慮しなければ、個人的には AmazonのKindleをいちばん気に入っている。その他のリーダーが、さまざまなプラットフォームで使われることを考慮してはいても、その根底には 「人は異なるプラットフォームを併用する」という、きわめて当たり前のことがサポートされていないのに対して、Kindleは、その点をきちんと配慮して いるからだ。
たとえば、Kindleは、Amazonでコンテンツを購入し、それを専用端末や各種のプラットフォーム用に用 意された無償のソフトウェアを使って読む。コンテンツを購入すると、最初はそれを購入した端末にデータがダウンロードされ、それを読むことになるのだが、 別の端末でも、Amazonにログインすれば、自分が購入済みのコンテンツが記録されていて、それらの中から任意のものをダウンロードすることができる。
つまり、自分が購入したコンテンツなら、さまざまなデバイスでそれを楽しめるということだ。個人的にKindle が気に入っているのは、あるコンテンツを読むのを中断すると、どこまで読んだのかがチェックされ、それをAmazonがクラウドサービスとして記録してく れるからだ。そして、その記録を各デバイスから参照することで、別のデバイスで同じ本を開くと、直近に開いていた箇所をすぐに表示することができる。
つまり、混み合った電車の中では立ちながらiPhoneやAndroid端末などのコンパクトなデバイスでコン テンツを読み、自宅に戻ったら、デスクでPCに向かって続きを読み、就寝前はソファでくつろぎながらiPadのようなタブレットでさらに続きを読み、翌 日、でかけるときには、また、iPhoneで続きを……と、デバイスをとっかえひっかえしても、同じコンテンツをシームレスに読み進めることができるの だ。
●クラウドと母艦の違い
考えようによっては、この発想はとてもアナログだ。たとえば、カセットテープというメディアに似ている。リビングルームで途中まで聞いたカセットテープを ミニコンポから取り出し、クルマに乗ってカーステレオのデッキにセットすると、さっきまで聞いていた部分から再生が始まる。カセットの場合はA面とB面を 間違えない限りという制約もあるが、要するにそういうことだ。
Kindleは、この感覚をそのままデジタルデータに持ち込み、クラウドの力を借りてその機能を実現している。異なるプラットフォームでコンテンツを共有できる仕組みはいろいろなところにあるが、こうしたアプローチをしているところに、Amazonの凄みを感じる。
デバイスごとに解像度はまちまちだし、画面のサイズだって異なる。それぞれのデバイスの特性にしたがってコンテンツをリフローできるのが電子書籍の便利な ところだ。だから、紙の本のように読んだページ番号を覚えておいても意味がない。単行本と文庫本で同じコンテンツを用意しても、判型が異なるので、ページ 番号が意味を持たないのと同じだ。つまり、電子のしおりが必要だ。Kindleの場合は、これをロケーションという概念で実現している。
iPadなど、Appleのデバイスで楽しめるiBooksも、同様に異なる複数のデバイスで電子コンテンツを 楽しめる仕掛けを用意している。もちろんしおりも好きな位置に挟むことができる。デバイス間でしおりを挟んだ位置を同期することもできる。でも、それらの コンテンツを楽しめるのはAppleのデバイスだけだ。そして、今のところ、PCはもちろん、Macでも読めない。しかもブックマークの同期のためには、 母艦に相当するiTunesを使う必要があり、そして、そのiTunesを使うには、PCかMacが必要になる。母艦ハードウェアでは、購入したコンテン ツを読むことさえできないのにだ。
人間は怠け者だ。すぐにでも続きを読みたいのに、母艦に接続して同期なんてことはやっていられない。しおりを挟むという能動的な作業はめんどうだ。その必要のないKindleの方がスマートに感じる。
Amazonが各デバイスはクラウドにつながっていることを前提にしているのに対して、Appleは母艦であるコンピュータにつながっていることを前提に している。AppleのクラウドサービスであるMobileMeにしても、コンテンツの同期はサポートされていない。購入したコンテンツはユーザーが責任 を持って母艦に保管しておく必要がある。
ただ、ここまでiPhoneやiPodが売れてしまった以上、いつまでも、これらのデバイスを使うには必ず母艦としてのPCやMacが必要とは言い続けることは難しいかもしれない。Appleが次の手として、どんなソリューションを提唱してくるのかが興味深い。
●日本の電子出版はしがらみをつぶしきれるか
電子書籍の動きは、日本でも、いろいろな形で進行中だ。この春にスタートした日本経済新聞はあまりにもお粗末なビューワーで、がっかりしてしまい、有料サービスに切り替わる前に解約してしまったが、今は少しはましになったんだろうか。
いずれにしても、電子書籍が市民権を得て、当たり前の存在として普及するためには、さまざまな過去のしがらみを丹念につぶしていかなければならない。新聞 社であれば、販売店をどうするかを考えなければならないし、出版社であれば、取り次ぎや書店の存在がある。しがらみをつぶすことが本当にいいことなのかど うかも、まだわからない。
今週は、Amazonがこの第2四半期において、100冊のハードカバーに対して143冊のKindle版が売 れたと発表、特に、直近の1カ月は100ハードカバーに対して、183Kindleが売れたという。この数字はiPadのようなデバイスの登場と無関係で はあるまい。
AmazonはハードウェアとしてのKindleも販売しているが、他のデバイスへの対応にも熱心だ。 Appleもきっとそうあるべきだと考えているとは思うのだが、今ひとつ、本当に母艦としてのコンピュータデバイスを切り離していいのかどうか、クラウド に特化していいのかどうかに臆病になっている印象もある。
もはや、優れたハードウェアを作るだけではビジネスにはならない。そこに、きちんとしたソリューションとしての サービスを組み合わせ、コンシューマーが納得できるものにしなければ生き残ることはできないだろう。シャープが、AmazonのKindleのやり方をど う思っているのかは知るよしもないが、いいところも悪いところも含めて手本となる先行者がいるのだから、同じ不便を消費者に強いないようにしてほしいもの だ。